MAICO TOMITA
inc. recital XII
富田真以子パーカッションリサイタル
sat. 4/01 17:30 くにたち市民芸術小ホール・シアター
木村恵理香: “cosmic circle” for percussion & contemporary dance (2015/16)
Casey Cangelosi: Tap Oratory (2015)
dance: 渡川いくみ
他
富田真以子(とみたまいこ)
東京都出身。1992年生まれ。
吉祥女子高等学校芸術コース音楽科を経て、2015年、洗足学園音楽大学打楽器コースを卒業。在学中、特別選抜演奏者に認定され、成績優秀者に贈られる前田記念奨学金を授与される。これまでに打楽器を、山口真由子、石井喜久子、植松透の各氏に、ドラムセットを大坂昌彦氏に師事。日本打楽器協会主催の第31回打楽器新人演奏会にてパーカッション部門第一位。卒業時に自主リサイタルを開催するなどソロ演奏を積極的に行うほか、オーケストラや吹奏楽などで客員奏者として演奏。在学中より新曲初演も多数行い、卒業時に大学の仲間と現代音楽グループ”こんにちの音楽集団”を結成。実験的な音楽活動を行っている。アンサンブルの分野でも、”Percussion Eensemble Letick”,”岡田知之パーカッション・アンサンブル”に所属し、各地で活動。その他、竹の創作楽器によるパフォーマンス集団”東京楽竹団”での演奏や、自身がリーダーを務める打楽器バンド”どやどや楽団”にてロックのナンバーを打楽器のためにアレンジした演奏がYouTubeで好評を得るなど、ジャンルの垣根を越え様々な分野で活動している。
REPORT
「inc.percussion pays 2017 @くにたち を終えて」
2017年3月31日~4月2日、”inc. percussion days 2017″が、くにたち市民芸術小ホールにて開催されました。昨年5月、相模湖にて行われたオープニングイベントに続く2回目の大きなイベントでした。オープニングイベントではガラパフォーマンスで一曲弾かせていただき、それがきっかけとなり、今回初めて本格的に参加をさせていただきました。
1日目は様々なアーティストによるガラパフォーマンス。ここでは”テーブルミュージック”と、密かに実行していたカリンバによる実験的パフォーマンスに挑戦しました。
そしてプレイアデス勉強会の第2回も行われました。
2日目は5名のアーティストによるリサイタル。卒業してこれが私にとって初めてのソロリサイタルでした。打楽器とコンテンポラリーダンスのための委嘱作品”cosmic circle”をメインに、木質打楽器のための”woodpecker”、ライブエレクトロニクスとスネアドラムの”Tap Oratory”、そして”I Ching”の第3楽章(カリンバ)と、毛色の異なる自分の好きな作品を集めたパフォーマンスをしました。
最終日の3日目はエントランスパフォーマンスと中所宣夫さんによる能の摺り足体験、そして加藤訓子さんの打楽器演奏会。エントランスパフォーマンスはお天気も良く、明るい空間で楽しい演奏が次々と繰り広げられました。私は”どやどや楽団”という打楽器バンドでラグタイムを弾いたり、お客様も交えてライヒのクラッピングミュージックを演奏したりしました。今回のイベントで、自分がやってみたかった様々なことにトライさせていただけて、経験、勉強になったと共に、インプットも多く、瞬きする暇がないくらい刺激と出会いに溢れた3日間でした。 くにたち市民芸術小ホールに初めて足を運んだのは、昨年の10月のこと。ホールと、そこにいらっしゃる方々の温かい雰囲気に惹かれ、こんな素敵なホールでパフォーマンスをさせていただけるなんて!そして3日間通してどんなイベントになるだろうと期待が膨らみ、楽しみでなりませんでした。
私がリサイタルをしたシアターは、ステージが九分割になり、それぞれの高さを変えて様々な形のステージを作ることができます。そんな想像力を掻き立てられる舞台で、聴く音楽としては少し難解である打楽器のための現代作品を演奏することにより、単純な”演奏会”ではない、ひとつのパフォーマンス、表現ができたらと思い、今回のプログラミングを行いました。
このリサイタルを実現するにあたり、主催の加藤訓子さん、そしてくにたち市民芸術小ホールの皆様、強力な技術スタッフのみなさまが本当に親身になって対応してくださり、一緒に創りあげることができました。それからinc.メンバーの皆さまの存在がいつも心強く、様々な場面で支えてくれ、多くの方々の力を借りて、自分が心からやりたかったことを形にできたこと、そのようなチャンスをいただけたことを大変嬉しく、ありがたく思います。
関わってくださったすべての皆様に、深く御礼申し上げます。そしてたくさんの方々に観て聴いて、感じていただけたことも嬉しかったです。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
素敵な人たちに囲まれて過ごした3日間、そして本番へ向けてのすべての時間、出来事が、これからの私の音楽家人生においてかけがえのないものとなりました。今後もinc.が、皆様にとって素晴らしい音楽と人との出会いの場となりますように。
富田 真以子

